くちばしコンサルティング

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#7日間ブックカバーチャレンジ DAY7坂の上の雲

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 #7日間ブックカバーチャレンジ

DAY7
坂の上の雲(司馬遼太郎著)

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■あらすじや概要

維新を経て新国家に生まれ変わった日本が、欧米列強にさかんに学びながら近代国家としての体制を整えてゆき、日清戦争など幾多の困難を乗り越えて、ついには日露戦争においてロシア帝国を破るまでを扱う。旧伊予国(愛媛県)松山出身で、日本陸軍における騎兵部隊の創設者である秋山好古、その実弟で海軍における海戦戦術の創案者である秋山真之、真之の親友で明治の文学史に大きな足跡を残した俳人正岡子規の3人を主人公に、彼らの人生を辿りながら物語が進行する。(wikipediaより)
 

■選書理由

中学生時代に出会って読んでから、かれこれ20回ぐらいは読んでる気がする。
勝つために必死に考える参謀という仕事に興味を持つきっかけになったので、企業の間接部門・コンサルという仕事の方向性の大枠を決めてくれた本でもある。(戦争する勇気は出ないので、若干軌道修正して企業参謀の方にした)
また、日露戦争のシーンで203高地にあるロシアの砦を攻めるときに、乃木希典という将軍が闇雲に突撃をさせて数万人の味方の命をムダにした、という節を初めて読んだときは、小説ながら肌が粟立つぐらい腹が立って。リーダーの資質が無い人を上に付けてはいけない、前例に盲従するだけではだめなんだ、ということを考えるにようになったと思う。
 なので、仕事の目標の一つに「駄目なマネジメントを無くすこと」というのを掲げていたり、前の会社で「考課者研修を強化すべき!」みたいなことを言っていたのも乃木希典(に殺された数万人の兵士の方々の)お陰と言えるかも。
※乃木希典が本当に愚将だったとしていいのかどうかは議論があるらしいですが。
 

■読者にどんなメリットがあるか

サクセスストーリーなので、読んでいてとにかく気持ちが良い。全8巻あるので、自粛期間中に良い時間つぶしになるのでは。
 

■好きなフレーズ

今回は二つ。
1.「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」
 これについては、この言葉が好きというわけではなくて、この言葉を発するに至ったシーン全体が好きで。
 日露戦争の時に、ロシアの艦隊が日本沿岸を通るとき、想定されるルートが2つあって。どちらを通るか判らない、素通りされたり戦って通過されたら負け・・・という状況で、どこを通るか・鉢合わせたときにどうやって戦うかを考えて考え抜いた結果、勘で選択したシーン全体が好きなので選んだ。成功には運も必要なんだけど、運を高めるためにはやっぱり考えることが大切なんだろうなーと勝手に解釈しているところ。
 
2.「おっつけウチが勉強してな、お豆腐ほどお金をこしらえてあげるぞな」
秋山家の両親が、真之を間引くために寺にやろうか、と迷っていたときに、兄の好古が言ったとされる言葉。 年長者として持つべき優しさってこうだよね、と思うし、お豆腐ほどのお金って喩えが面白くて好き。 俺もお豆腐ほどのお金をかせぐために頑張って頭使うぞー。
 
というわけで1週間分終わりでーす。
7冊挙げるぞと思うと「そんなに有るかな?」と思ったけど、実際やってみるとこの7冊はすぐに出て来た。
ただ、一生この7冊について行くんじゃなく、死ぬ直前に同じ事をやったらまた全く違う7冊が挙げられるような読書人生を歩めたら幸いですね。