くちばしコンサルティング

人事や経営を学べるブログ。中小企業診断士・人事コンサルタント山本遼が書いています。

中小企業診断士合格体験記#2 独学を選んだときの問題と対策

独学で合格するためには!というところを書いていこうと思います。基本的に、独学をするときにネックになるのはペース配分と、モチベーション、判らなかったときの対応をどうするのか、という3点が挙げられることが多いですよね。

 

今回はそれぞれの対応を検討します。

 

ペース配分

よく、通学や通信教育のメリットとして「向こうが決めてくれるペースに合わせてやれば良いから楽」が挙げられます。

でも、学校の勉強、みなさんどうでした?ペースは完全に自分のに合ってましたか?

僕は小学校は公立だったので死ぬほど暇でした。中学高校は奈良の西大和という超進学校に通ったので、ちょっときつかった。(学年の半分が東大か京大か医学部に行ってましたから)こんな感じで、人それぞれにペースはあるのに、集合教育は平均に合わせざるを得ないからちょうど良いペースに当たるケースは少ないですよね。

だから、そもそもペースを自分で決められる独学は有利でさえある。

 

スケジュール設定

ただし、スケジュールが無いので自分でスケジュールを作ってしまうことが必要。どうやるか?

スケジュール設定のポイントは、仕事と同じ。

到達目標、逆算と余裕の設定。

僕の場合は

・12月学習開始、翌年8月が試験なので8ヶ月。

・人事職のため345月は忙しい(1ヶ月半のロス)

・気持ちがふさぐ時期があるので1ヶ月かかるかも(1ヶ月のロス)

・問題演習が大事なので2ヶ月は確保したい

 

→3ヶ月半で7科目を一通りやらなければならない

∴2週間で1科目進めていく

 

このようにスケジュールは「期限までの 残された時間」と「自分がやらなければならないこと」そして「どうしても生まれる阻害要因」の3点を考慮した上で逆算して計算していく必要があります。阻害要因は、発生しなければ発生しなかったで儲けもの。それは復習とか、そのときに必要になる学習に充てればいいだけ。 ただ、阻害要因無しで計算していて、邪魔が入ったりしてしまうと計画が完遂できなくなる恐れがあるので、絶対考慮しておく必要があります。



どの順番でやるか?

暗記科目は、記憶の維持をするために定期的に復習する必要がある。

楽しくない科目を先にやると意欲が削げるかもしれない。

そんなことから、興味のありそうなものからやることに。

経営戦略→経済学→会計→運営管理→法務→システム→中小企業

としました。

特に中小企業政策とか、そのへん僕全く興味無かったので、最後に詰め込みで行ってやろうということにしました。

 

1周目でどこまでやるか?

暗記は出来なくても、理解できていればOK。ただし、理解できているかの測定はしなければならないので、問題集を2周やって、選択肢の内容をすべて説明出来れば理解したとみなすこととする。

 

このように、「いつまでになにをどこまでやる」を明確にしておけば、独学であることもハンディにはなりません。

 

復習のスケジュールは?

7科目をやらなければならない資格なので、1科目にやったことなんて忘れてしまう。これはもう気合いでカバーできるかどうかとか関係なく、脳みその構造の問題なので仕方ない。じゃあ、どうやるかということで、2科目めをやりながら復習していくことにしました。具体的にはこんな感じ。

 

12月1/2週目 経営戦略

12月3/4週目 経済学+経営戦略

01月1/2週目 会計+経済学

 

復習は問題演習をやるだけというイメージ。あとはメイン科目の教科書読みに飽きたら気分転換に読むというイメージ。たまに5週目がある月はラッキー。休憩しても良いし、復習しても良いとしてました。



モチベーション

モチベーションの維持って本当に難しいですね。そこで、ミハイ・チクセントミハイという心理学者が、人間が集中できる条件というのをいくつか挙げてくれています。「難易度がちょうど良い(簡単すぎも難しすぎもしない)」「やることが明確になっている」「即座にフィードバックがある」「集中できる環境にある」というものが代表的。

 

やることが明確になっているかどうか、というのは最初の計画のところでクリアしていますよね。今経済学の教科書を読むフェーズだというのであれば読めば良い。それ以外にやることは無い。

 

集中できる環境は自分で作ったら良いと思います。電車の中が集中できるなら電車の中で読んだらいいと思いますし、喫茶店がいいなら喫茶店でもいいし。

 

即座にフィードバックがある、ということで簡単に思いつくのは、最初に問題を解く→勉強して問題を解くというのがありますね。最初は出来なかったのに、今は出来るようになっている・・・!と感動するというやり口。最初に単語も考え方もわかんない問題を解く時間は苦痛以外の何者でもありませんが、それを補って余りあるほどあとからのやる気に効いてくる。

 

ただ、実はもう一つ有効なやり方があります。それは、勉強したことを仕事で発揮しちゃうっていうやり方。僕の場合は経営法務を勉強している期間中に、後輩が役員人事の通知を作る仕事をしてたんで、半ば無理矢理「取締役と執行役員の違いって判る?」って聞いて説明したりしました。また、奥さんと買い物に出かけたときには、「あれはファサード」「あの店はゴールデンゾーンに●●を配置している」とかやってました。あと、ECRSの原則とか、ABC分析とかを参考に業務の効率化をしたりしてましたかね。要は、今勉強している内容って、実生活や業務に生きるんだ!!って実感を持つことが大切なんじゃ無いかなと。みやぞんも言ってましたが、自分の機嫌は自分で取る、フィードバックの機会は自分で作るってことが大切なんだろうと思います。

 

あとひとつ!やる気って出るのを待っても仕方ないという脳科学があります。即座核というところが働くとやる気が出るんですが、その行動をしないとやる気は出ません。とんだバグですが仕方ない。だからやる。朝5時に起きてやる。通勤中にやる。昼休みにやる。家に帰ってからやる。そういうルーチンを作るっていうのが最初のポイント。


判らなかったときの対応

だいたいの教科書は、判りやすいように書かれているので、基本的には安心して良いと思います。ただ、一回読んだだけで理解できることばかりではないので、自身の担当や専門以外の内容の半分ぐらいは理解できない。それは仕方ないとして、そうした場合も兎に角繰り返し読む、これにつきるかなと。理解出来るまで同じところを繰り返して読まなくても良い。字面を追っているだけでいいから、兎に角通して読む。脳は情報を突っ込んどくだけで理解を進めてくれますので、いつしかちょっとずつ理解できてきます。

一回目は意味不明。二回目はところどころわかる、三回目は今本の何割読み終わっているかが判る、四回目は次になにがかかれているかわかる、五回目はほぼ判る、みたいな。

 

ただそれでもどうしてもわからないことというも出てくる例えば経済学とか情報システムの話なんかは理解できないとなかなか次に言っても難しくなるだからそれた時はその教科書 以外のもう少し簡単な解説の本などを参考にすると良いと思います。

 

こんな感じで、独学のネックは解消出来そうな気がしてきましたか?

 

今日はこのへんで。