くちばしコンサルティング

人事や経営を学べるブログ。中小企業診断士・人事コンサルタント山本遼が書いています。

扁桃腺摘出手術(両側口蓋扁桃摘出術)レポート 2/2

扁桃腺摘出手術(両側口蓋扁桃摘出術)レポート 第二回です。
いよいよ入院~手術となります。
 

入院日~手術

2018/01/04入院日。
13時半に入院受付。手術は翌日なので、特にやること無し。昼間に下剤、夕食後に胃薬を飲んだ。21時以降絶食。滅多にない環境だし、手術前で緊張していて眠れなくなるだろということを見越して、前日に睡眠不足気味に調整しておいたのが奏功。爆睡。同日の手術の人がもう一人居たらしいけど、その人は全く眠れず当日を迎えたらしい。気持ちは判る。
 
2018/01/05手術日。
起きてから、スポーツドリンクのようなものが2本出されたので飲んだ。食事をしないと、食事から得られる水分が取れないと言うことと、術後の回復が促進される栄養素が入っているらしい。ただし、それだけなので空腹が凄い。空腹のお陰で「早く切って欲しい」という気持ちが強まる。なるほど、やりたく無いことをするためにはそれ以上に辛いペナルティを用意する方法もあるのね、という良くないことを学習した。
 
12時45分以降絶飲食。手術用点滴の挿入。これは普段の点滴より痛い。痛かったけど、痛さはもう忘れたのでたいしたこと無かった気がする。それ以降は手術着と、血栓予防のハイソックス(メディキュットみたいなやつ)を履いて、お見舞いに来てくれた配偶者・奥さんと最大限どうでもいいことを話して、笑って過ごす。緊張しすぎても良いことは無い。緊張という感情ををなくすことは出来ないので、それをごまかす最大の方法は、「緊張しないようにする」などではなく、緊張していない行動をとることなのだと思う。笑うとか、ふざけるとか。
 

手術

15時45分に手術予定だったものの、前の手術が早く終わったとのことで、予定より1時間早く手術することになった。歩いて手術室に向かう。行く時、ナースステーション前を通ったら、看護師さんが手を止めて「「いってらっしゃーい!」」といって手を振ってくれた。遊園地か。と思ったけれども、こういう些細なことも緊張をほぐしてくれてありがたい。なので、こちらも、許される程度にふざけた。手術室の前で記念撮影をしていたら、看護師さんに「そんなやつは今まで見たことがない」といって苦笑いされる。
そして手術台。ここまで一切緊張していない。手術台の上には、ウォーターベッドのようになっており、暖かく柔らかいようにしてくれていた。そこに寝そべり、点滴が麻酔のものに付け替えられ、酸素マスクをつけられた。そこでも先生と談笑。「山本さん、緊張してますか?」「いや、全然。台が暖かいので、びっくりしました。」「麻酔すると、少し体温が下がるので、その対策なんです。」「そうなんですか。気持ちいいです。幾らするんですか?」「・・・・・」ここで意識が切れた。
 
次の記憶は、少し息苦しい中、思い切り息を吸ったところだった。程なくして、麻酔の先生の「山本さぁーん!気付きましたー?」という声。間の記憶が一切無いのに、時間が飛んだ感覚だけがある、不思議な感覚。しばらく時間が経ってから、手術が終わったことが徐々に実感として出てくる。手術の麻酔と痛み止めが残っているため、痛みは全く無いが、喉から一定の質量のものがなくなったような感覚はある。手術台から、ベッドに移されて病室に搬送してもらう。途中、すれ違う看護師さんから「お疲れ様でしたぁー」と、美容室で洗髪して貰ったときのような歓待を受ける。相変わらず軽い。
 
このように、手術に関しては、全く無痛。 事前に手術用の点滴針を刺して貰っているので、手術室で痛みは全く無し。そういえば、確か麻酔の深さを調べるための器具をつけられていたが、洗濯ばさみを指に挟む程度の感覚。 本当に無痛で、つらさもなし。 なので、怖がる必要は一切無いです。
 
 

術後

扁桃腺摘出手術に踏み切れない理由としてよくトップ3に上げられる術後の痛み(そのほかは手術が怖い・入院期間が長い)だが、これも、扁桃腺を取りたいと思うに至った人にとっては心配するに及びません。扁桃腺が腫れた時ぐらいと言えば想像つくことと思います。痛くないとは言わないけど、未体験のレベルではない。それ以外に痛い部位は、舌。 術中に、器具で舌を固定しているようなので、舌が普段の3倍程度にむくみました。 むくみすぎて、歯形の跡がつくぐらい。これは結構キツい。(それでも扁桃腺が腫れたときよりは痛くない。)
 
あと、摘出に伴って、出血があるので、唾を飲むことは禁止。(血は胃で消化できないので血を飲むと吐き気に繋がる)そのため、唾が溜まるたびにティッシュに履くように指示されるものの、ネバネバした唾が延々と出続けるので、これが辛い。気持ち悪い。唾は結局明け方ぐらいまで出続け、ほぼ眠ることが出来なかった。手術後4時間でぐちゅぐちゅうがい解禁、6時間で水を飲むことが許されました。おびえながら飲むも、痛みはそれほど無し。
 
 

手術翌日~退院まで

翌朝から食事が解禁。空腹感は無いし、回復が遅れるから頑張ってと促されて朝食を摂った。ほぼ汁のお粥、はんぺん、味噌汁の上澄み(具なし)。いったん食べ始めると呼び水になるもので、時間がかかりながらも完食。そういえば30時間以上食事をしていなかったのでした。食後は抗生物質の点滴。 抗生物質の点滴は朝・晩、3日間。この間は、身体が疲れていること・声がほぼ出ないことなどもあり、1日12時間ぐらい寝て過ごしていました。
3日も経つと体力も回復し、舌の腫れも徐々に治まってきたこともあり、手持ち無沙汰。この間に小説含めて7冊ぐらい読みました。先生の言いつけを守っていたこともあって出血は無し。極めて順調に推移し、金曜日までの入院予定が、1日繰り上がって退院できることになりました。
 
退院後も、固いもの・辛いもの・酸いもの・アルコール・炭酸などは1ヶ月自粛となっていますので、食事にはかなり気を遣っています。一度、無理に食事して口の中が血まみれになったことがありました。
 

まとめ

扁桃腺摘出手術、受けてみて本当に良かったです。恐怖感はあったものの、入院期間中は恐怖・痛みなどほぼ無し。手術後に痛みはありましたが、手術をしなければどうせどこかのタイミングで腫れていたことを考えると、その痛みを手術のせいにするのもな、と思います。そして1回の我慢で、もう二度と扁桃腺が腫れることが無くなった安心感は何事にも代えがたいです。
勤め人にとって、ネックになるのは入院のための休日の取得。これも、確実にスケジュール出来ることに比べると、ランダムに襲ってくる扁桃炎は恐ろしいですよね。業務のやりくりをしておけばよいと思います。
 
このレポートが、扁桃炎に悩み、手術に踏み切れない人の力になることを願います。