くちばしコンサルティング

人事や経営を学べるブログ。中小企業診断士・人事コンサルタント山本遼が書いています。

人事部員向け

良い人事制度と悪い人事制度

本記事は以下連載記事の3回目になります。 www.kuchibashi-consulting.work 人事制度を作ったり、改定したりするときのきっかけに、「従業員の不満を解消したいから」というものがあります。確かに、企業としては「従業員にモチベーション高く働いて貰いたい…

多くの企業にとって、人手不足は質の低下にも直結する理由

昨今、人手不足という言葉は非常に多くのところで聞かれています。 日本の企業では22歳で入社して再雇用などをへて65歳まで働くのが一般的ですが、この人口はこの30年間で900万人ほど減少しています。(正確には20歳~64歳人口。2020年の推計値6783万人と199…

人事制度とは何か?

前回は、組織目標を達成するために各機能別戦略(ヒト・モノ・カネ・情報)の整合性を取ろうという話をしました。 www.kuchibashi-consulting.work そして、「人事戦略は、モノ・カネ・情報等の戦略を下支えする戦略だ」と言う風に位置づけました。具体的に…

従業員満足度を追いかけるのは平成でもう終わり! 事業目標を達成するための人事制度の作り方セミナー

年末年始に人事制度の作り方を整理していたらこんな感じのスライド80枚に及ぶ膨大な資料が完成しました。 人事制度の作り方セミナー 概要 折角なら、「事業目標を達成するための人事制度の作り方セミナー」と題してやってしまえばいいんじゃないかと思ったの…

目の前の一つ一つに対してベストな方法を取ってきたのに、気付いたら赤字になっていた?

企業の業績を考えるとき、増収増益とか減収減益という言い方をします。売上が上がったか下がったか、利益が上がったか下がったか、これらは業績分析の中でも最初に手をつけるところだからです。 そして、多くの人は増収か減収かというところにはそれほど興味…

従業員動態分析からの発展。 業績に繋がる人事施策を考えるときのポイント

将来の人員の増減が判れば、次は業績目標の為に施策を考えるべきでえす。 企業の売上高を従業員数×一人あたり売上高に分解すれば、人員を増やすか・質を上げるかが視覚的に判ります。

予測できる未来 人口動態分析で人事の打ち手に繋げよう

未来に何が起こるかを予測するのは非常に難しいことです。しかし、将来従業員数がどう増減するかは比較的想定しやすくなります。 人口動態分析の仕方を学び、効果的な打ち手を考えてみましょう。

成果給の解説。 独立心の強い人には喜ばれる一方、これだけで組織を支えるのは難しい仕組み

成果給を設定している企業は多くありますが、メリットとデメリットは把握出来ていますか?どんな職種にマッチするかもふくめて、詳しく解説しています。

職務給の解説。 シンプルなようで設計が難しい。でもこれから必要性が増すかも。

本エントリは以下のものの第三回目にあたります。 www.kuchibashi-consulting.work 今回は職務給についてです。 そもそも職務給とは 職務給はその個人が担当している職務のレベルによって給与額が変わる仕組みです。職務の価値に対して、評価項目を設定し、…

職能給の解説。「ウチは能力主義だ」という会社に入ってみたら年功序列だったということが起きる理由

本エントリは以下のものの第二回目にあたります。 www.kuchibashi-consulting.work 今回は、第二回。能力給についてです。 そもそも能力給とは 能力給とは、読んで字のごとく、職務を遂行するために必要となる能力を持っているかどうかに応じて支給される給…

会社が従業員に求めるものは給与支給項目に表れる

企業は毎月給与を支払います。法的には労働の対価ということになっていますが、実態は異なります。 あなたの能力に対して払っている?それとも成果?はたまた役割や年齢という考え方があります。それぞれについてメリット・デメリットを把握しておきましょう…

セミナー告知:1/22PM 「世間が人手不足でも!! 優秀な人材を確保できる人事の仕組みと仕掛け」

「世間が人手不足でも!! 優秀な人材を確保できる人事の仕組みと仕掛け」と題して、セミナーを行ないます。 経営資源が限られる中小企業だからこそ、優秀な人財の確保が必要です。しかし、採用に一苦労し、やっと採用した社員は働き盛りになった頃に辞めて…

「経営層からの目標が無茶過ぎて、部下に目標を落とし込めないんだけど」という管理職の悩みに対してどう答えるか

「君たちはどう評価するか~悩みボヤく管理職に逆質問で気づきを促す、評価制度の運用想定問答集~」(2018.06~2018.11号連載) 月刊人事マネジメント 2018.11月号 「市場が縮小している中で自社の売り上げを伸ばしたい」「全く新しい事業分野に進出したい…

「人事制度に関するクレームは宝の山」か?

人事部には毎日数多くの電話やメールが送られてきます。もちろん、その多くは事務連絡であったりすることが多いわけですが、現制度へのクレームとも呼ぶべきものが入っていることがあります。例えば、このようなものです。(実際にあった問合せなどを元にし…

業績を伸ばしたいなら、目標管理の評価基準から難易度は外すべき!

皆さんの会社では、目標管理制度は入っていますか?入っている会社では、どのように結果を測定しているでしょうか? 今日は目標管理制度の評価軸について考えてみます。 目標管理を数値化するプロセス 目標管理の達成度を評価するとき、各社様々な計算方法を…

賃金カーブ分析のやり方を教えるので、だまされたと思ってやってみて!

今回は経営層や人事部の方向けです。ちょっとややこしいですが、人事部員にはメリットがたくさんあります。賃金カーブによる分析が出来るようになると、それぞれ以下のメリットがあります。 制度の担当者:自社の人事制度が正しく運用できているか確認できる…

就職活動では、初任給は考慮しない方がよい。 / 賃金カーブの見方あれこれ

出身大学の近くに住んでいるので、たまに仕事終わりに大学生の就職相談を受けることがあります。就職相談を始めた頃は、エントリーシートの書き方とか、面接でなんて言えば良いか、というようなことがメインになるだろうなと思っていましたが、最近は売り手…

上司一人あたりの部下は何人ぐらいが妥当?

人事制度運用のご相談を受けていて、多い質問が「上司一人あたりの部下の数は何人ぐらいが妥当ですか?」と聞かれることがあります。 上司一人で見ている部下の数が多すぎて、目標設定や人事考課のフィードバック面談の手が回らない・人事考課の時に部下の業…

「5段階評価ならみんな3」を防ぐ、簡単な方法と本格的な方法

人事制度について相談を受けていると、必ずと言って良いほど出てくる相談があります。それは「うちの会社は評価が中心に偏ってしまうんです」というものです。これは、人事考課をするときに陥りやすいミスの一つで、「中心化傾向」というものです。具体的に…

無能な上司が生まれる理由。それは「出来る人を昇格させる」から

将来、全役職者は無能で埋め尽くされるという、“ピーターの法則”というのがあります。 1. 能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。2. 時が経つにつれて、人間はみな出世して…

パワハラ並に部下のモチベーションを低下させる、上司がやってしまいがちな行動とは?

あなたが、上司から頼まれたレポートを上司の席まで持っていく。上司はレポートを読みもせずシュレッダーに掛ける。そんなことをされたら普通の人は怒りますよね。自制心の強い人なら怒らないでしょうが確実にやる気は無くします。当たり前のことです。多分…

部下に具体的に仕事をお願いすると、離職率が下がり業績が上がる理由

従業員が退職する理由の代表的なものの一つに、「会社が自分のことを評価してくれない」というものがあります。似たものには、「上司は自分のことを観てくれていない」とか「上司がバカだから私の活躍が理解できないのだ」とか、一番マイルドなものでも「上…

人手不足に「出戻り社員」という選択肢

会社のサイトに「辞めた社員が戻れる会社の作り方」という記事を記載しました。 要するに「退職者増・採用難な中、一回辞めた従業員を再度雇用するための制度の作り方」を紹介しています。 人手不足ですよね 今まで一般的だった「学校卒業→就職→定年退職」と…

「結果が出なかった部下も、頑張ったから評価してあげたいんだけど」という管理職の悩みに対してどう答えるか

「君たちはどう評価するか~悩みボヤく管理職に逆質問で気づきを促す、評価制度の運用想定問答集~」(2018.06~2018.11号連載) 月刊人事マネジメント 2018.10月号 人事考課は管理職にとって重要な業務です。中でも、部下に非情な考課結果を伝えることは心…

「忙しくて面談の時間がとれないよ」という管理職の悩みに対してどう答えるか

「君たちはどう評価するか~悩みボヤく管理職に逆質問で気づきを促す、評価制度の運用想定問答集~」(2018.06~2018.11号連載) 月刊人事マネジメント 2018.09月号 目標管理の進捗度確認の面談や人事考課結果のフィードバック面談など、人事考課のプロセス…

「部下が目標達成が難しくなってから泣きついてくるんだよ」という管理職の悩みに対してどう答えるか

「君たちはどう評価するか~悩みボヤく管理職に逆質問で気づきを促す、評価制度の運用想定問答集~」(2018.06~2018.11号連載) 月刊人事マネジメント 2018.08月号 私が社会人1年目の3月上旬の話です。当時勤めていた会社では、他の多くの会社と同じく目標…

「チャレンジ性のある目標なんて、毎年毎年立てられないよ」という管理職の悩みに対してどう答えるか

「君たちはどう評価するか~悩みボヤく管理職に逆質問で気づきを促す、評価制度の運用想定問答集~」(2018.06~2018.11号連載) 月刊人事マネジメント 2018.07月号 目標管理制度を導入している企業では、目標設定のガイドラインに「自身の現在の能力では少…

「現場管理職が締切を守ってくれない」とお悩みの人事担当者へ

人事の皆さん、やっと新卒採用の受入とか、昇給作業とか賞与の支払いとか終わって一段落と言ったところだと思います。本当にお疲れ様です。しばらくは落ち着きますよね。 人事の業務って大変ですよね。人が絡むんで、こっちの想定している締切通りに動けなか…

「定性的な目標は達成基準を書きづらい」という管理職の悩みに対してどう答えるか

「君たちはどう評価するか~悩みボヤく管理職に逆質問で気づきを促す、評価制度の運用想定問答集~」(2018.06~2018.11号連載) 月刊人事マネジメント 2018.06月号 「定性的な目標は達成基準を書きづらい」というのは目標管理制度のある企業の人事担当者な…

良い人事制度ってどんな制度?

昔、機械メーカーで全力でやっていた時に「今の人生では完璧ではないから もっといい制度にしてほしい」というのが依頼を受けたことがたくさんあった。多分どこの会社の人事担当者も言われたことがあるんじゃないかと思います。 結論から言うと、完璧な制度…